参加リポート/現場から

自分が満足しているだけではないのか

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小島智之  リコー 機能材料開発センター 第二開発室  〔第513回/2018年7月会期「リーダー参加」〕  NO.1384

  「S-20の仕組みを明らかにする」課題に向き合い、高い目標ややり切ることを求められ、それでも手抜きしてしまう自分に気づく。 ゴールできるはずと思っていた下期にはペアを待ち続けてタイムアウトを迎え、自分の思いどおりにすすまないのが仕事だと改めてわかりました。 全てを自分の問題として取り組み、受けとめた 「メンバー参加」でした。
  しかし、 「リーダー参加」の体験の深さはその比ではありませんでした。
  「S-20についてわからないこと」を書き出させる目標件数は高ければ高いほど、仕組み解明に近づけるはず。 しかし、メンバーの掲げた目標数字は期待したほど高くありません。 彼らの顔には言われたからしかたなく出しているという表情がありありです。 「これだけ?」と、もう一度考え直すよう促しても増えず、けっきょくそのまま受け入れてしまいました。
  その後もメンバーに迫れない、逆に迫れたと思うとメンバーを自分の思いどおりにさせていると指摘されました。
  職場で私は7人の部下とともに、プリンターインクの開発に携わっています。 「リーダー参加」後、細かな指示をしないと意識していますが、ほとんどのメンバーは自ら考えて動き、私が細かく指示する必要はありません。
  11月に最終納期となる開発課題が現在進行中で、間もなく商品化に向けて一斉に動き出す予定。 課題に対して取り組むことが明確になっているため、それらを全力でやりきることでクリアできると思っています。
  でも、このままでよいのかと疑問を感じています。 今の状態に自分が満足しているだけではないのか。 組革研でリーダーに求められたのは、メンバーを易きに流さず全力投球させることです。 職場でももっと高く厳しいところに彼らの目が向くよう、波風を立てたいと思っています。

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