「個全システム」は、潜在している 「個」 を顕在化させることから始まる。
それにはまず、 「書く」ことからスタートすることである。
一人ひとりが、 「発言」していくのではなく、紙に 「書く」 ことだ。書く中身は、発言しようとすることの要点だけでよい。
会議であれミーティングであれ、世間一般でのそれは発言によって行われている。 この、口で喋るということはこの上なく簡便なのだが、これには大きな二つの弱点が付いて回る。
一つは、個がより潜在化していくということである。 衝突回避を至上とする日本人にとって、とりわけこれは大きな欠点だ。
発言は直列方式であって、一人ずつ順にすすめていく。 平常の場合、続いて後から発言する人は、前の人の発言を否定することなどまずない。 たとえ腹の中はいかにあろうとも。それどころか擦り合わせようとする。 「○○さんとだいたい同じなんですが……」 などと前おきをする人のいかに多いことか。 よくよく聞くと実は相当に差異があるのに。 この差異こそが個なのだ。 書くのは並列方式であって、順ではなくみんなが一斉にできる。 したがって他の影響を受けることなく、個がそのまま現れてくる。
もう一つは、テーマを深掘りできにくくなってしまうことである。
口から出た言葉は、時間とともに消えやすく、曖昧になりかねない。 書いたものはいつまでも残るし、曖昧なことは書きにくい。
この二つの弱点を、書くことで大幅に改善、いや改革できるのである。
ついでに、その書きかたについて記しておく。
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