「失敗したらどうしよう」を乗り越える

「いいな」と思われたら押してください。

　新入社員の私は、いつも「失敗したらどうしよう」ということばかり考えていました。そのため、何をやっても消極的になるばかりで、同僚とのコミュニケーションや上司への相談も遅れがちでした。
　そんななか、組革研に参加させていただきました。キャンパスリーダーから「常にネガティブな自分と綱引きをすること」とアドバイスをいただき、弱い自分と闘わなくてはいけないのだと強く思いました。
　「対象を明らかにする」ということを体験して、これまでの「失敗したら」という考えかたは、求められていることを充分に理解しないまま行動していたからだと気づきました。
　そして、仕事で求められていることをちゃんと理解して、それをもとにどうすすめるかを前向きに取り組んでいけば、自分のネガティブ思考を乗り越えられるのではないかと思えてきました。
　そこで職場に戻ってからは、毎朝、仕事に取りかかる前に必ずその日のスケジュールを組み立てて、ノートに「わかっていること」、「わからないこと」をそれぞれ１０件以上書いて、わからないことを調べてからすすめるようにしました。
　まだ対象を充分に明らかにすることができませんが、このすすめかたを何度か繰り返しているうちに、上司に相談するときには、物おじせずに要点を押さえて話せるようになりました。
　また、問題が生じたときはネガティブにならずに、自分の考えや改善方法を発言できるようになってきました。
　なかなか変化を実感することはできませんが、どんなに時間がかかっても、「失敗したら」と恐れてしまう自分を乗り越えたいと思っています。