組革研の特色の一つは、その組織構造が企業と “同体” 化している、 ―― 全てが、いわゆる研修ではなく、本ものの仕事組織活動を典型的に展開していくようになっているところにあります。
下に組織図があります。A、Bブロック間で、個どうし、チームどうし、業績をめぐっての激烈な競争が展開されます。その結果としての業績は、個と各組織レベルで即、数字になって現れてまいります。
仕事の内容は「S – 20」とよばれるものです。もちろんこれは、本ものの仕事ではなく、「仕事モデル」です。「S – 20」には、仕事というものの本質要素がシンプル化されて組込まれており、本ものの仕事以上に、それが見えやすく、わかりやすく、実感しやすくなっております。さらに全ては、自分の問題となって、自分自身に降りかかってくるようになっています。
下に、組織革新研究会と他の教育・研修の特徴を大別しました。特殊なものを除けば、多くは左の二つに分類されるのではないでしょうか。MBAも、その大部分を占めているのはケーススタディでありましょう。
組織革新研究会が「世界に比類なき」と誇りうる特色は、ここに集う人びとが、日常を超えた切迫感のある仕事を、自分自身の「人間力」によって遂行していくところにあります。それを実現させているものは、日常とはおよそ異なるマネジメントであります。
「日常を超えた切迫感ある仕事」とは、たとえば「仕事でこんなに燃えたことはない」「全力投球とはこういうものなんだ」等々の参加者の数々の発言からも明らかです。キャンパス中を走り回るのは茶飯事、納期に間に合わすのに小便をがまんし、ズボンを大きく濡らした40歳台の人までがいました。ほとんどの人たちにとってここは、かつての「プロジェクトX」の5日間みたいなものなのです。
「日常とは異質なマネジメント」とは、日常以上の仕事組織活動を展開する組革研50年の中から発見・開発されてきたものであって、これを「リード」と呼んでおります。「管理」でもいわゆる「自主○○」でもない、「脱・三逆」のマネジメントであります。
「変わる」は、他から教えられたり、説明されてできることではありません。緊迫感にまとわれながら、何がなんでも成果を生み出さねばならない、その重責からは逃げられない、言い訳や理くつをこね回しても何ともならない、 ―― このような仕事との闘いの、退っ引きならない現実に身をおく中で、自分の全てを総動員して掴み取っていくものです。
創立 1971年9月
50年間、525回
2,238社、52,365名
1971年9月、故・小林茂(ソニー・元常務取締役)をキャンパスリーダーとして、ソニーでの大変革を種火とし、同時にたたき台にして発足。
それからの50年間にわたり、毎月、04年8月までは箱根、9月からはより相応しい場所を求めて、毎会期110人(メンバー100人、リーダー10人)の参加者によって開かれてきています。
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