部下から業務内容を教えてもらう

「いいな」と思われたら押してください。

　一昨年に中途入社しました。以前と同じ経理の仕事とはいえ業種もシステムも違うため勝手がわからず戸惑うことが多くありました。部下の業務内容もわからないため、部下は困りごとがあると私ではなく前任の上司に尋ねていました。
　自信も意欲も失いかけたときに組革研に参加すると、いつの間にか「Ｓ－２０」で何とかゴールしたいと必死に走り続けていました。キャンパスリーダーへの質疑応答では「変なプライドを持たず素直に教えてもらえば良い」というアドバイスをいただき、気持ちが楽になりました。
　職場に戻ると、まず４人の部下を集めて組革研での体験を報告し、その上で各自の担当業務を私が把握するために業務マニュアルを作ってもらうことにしました。
　マニュアルづくりに際して、部下たちが抱えている問題も知りたいと個別に面談を行いました。話をする中でそれぞれが担当業務以上のことをやりたいという思いを持っていることがわかり、マニュアルができあがれば全員で互いの業務を理解し、定期的に担当を変えることで各自のスキルアップに繋げられると考えました。
　現在、部下たちはマニュアルづくりをすすめており、私は途中経過を見せてもらっては部下を質問攻めにしています。作成の過程でこれまで気づかなかった無駄を明らかにして業務の効率化に繋げる者も出ています。
　まだ結果は出ていませんが、これまで各自の担当業務をこなすだけだった部下たちが、最近では声をかけ合って互いの進捗状況を確認するようになっています。もっと彼らの力を引き出して職場を良くしていくことが私のリーダーとしての仕事だとわかってきました。