自分事としてやりきったら目の前が開けた

「いいな」と思われたら押してください。

　私の部署では発電プラントのアフターサービス工事をしています。
　事務所のＰＣネットワークに外出先から接続するときに、その方法がわかりにくいうえに条件によって異なり、人によっては接続のたびに有料の業者窓口に尋ねなくてはいけないということが問題になっていました。
　私はＰＣ関連の知識が少しあるため、 接続方法についての問い合わせに答えたりマニュアルを作成するよう上司から指示されました。しかし、その対応が本来の業務を圧迫するようになると「なぜ自分ばかりが」と不満に感じ、「本来の業務ではないから問い合わせがあったときに対応すればいい」とマニュアルづくりには手をつけずにいました。
　そんなときに組革研に参加しました。最初は「こんなことに何の意味がある？」と感じることばかりでしたが、 次第に自分たちの問題として必死に取り組むようになり、 最後には達成感を得られたのです。どんな仕事でも自分事としてやりきることが重要なのだと感じるとともに、上司からの課題に応えることで自分も成長できると思い直して職場に戻りました。
　ネットワーク接続についての問題状況をみんなに聞いてみると 「対応者不在時に困る」 という声が多く、 工事現場からの問い合わせ時に私がいなくて工事の進捗にまで影響したということがわかってきました。
　そこで、様々な状況に対応できるマニュアルを作成すると、私以外にも対応できる人が数名現れました。私は本来の業務に集中できるようになり、周りから感謝の言葉までいただいて、本当にやって良かったと思いました。
　この取り組みは、事務所の人たちとこれまで以上にコミュニケーションを取る機会にもなりました。その後、改善活動グループに抜擢され、臆することなく取り組んでいます。