後輩がいきいきと動き始めた

「いいな」と思われたら押してください。

　他企業様の名前を冠した提携クレジットカードの発行を増やすための企画や会員サービス等の業務を行っています。
　直属の部下はいませんが、別の提携先を担当する後輩たちをフォローする役割を担っており、負担を軽くしてあげたいという気持ちで彼らの仕事を自分がやってしまうことがありました。
　しかし、私が仕事を多く抱えることで進捗が遅れ提携先との業務調整が滞ったり、私が前面に立つことで後輩が提携先から担当として認識されなくなるという問題が起きていました。
　いろいろ世話を焼くことが後輩への優しさだと思っていましたが、組革研で、問題に直面させないことはむしろ本人の成長を妨げてしまうのだと気づかされました。
　職場に戻ると、提携先との調整だけでなく新しい企画やシステム対応の進行管理など、これまでなら私が仕切っていたような業務も後輩に任せることにしました。
　後輩の仕事量は増えましたが、不満を言うこともなく、試行錯誤しながらすすめています。担当者として提携先と直接やりとりをする中で頼りにされるようにもなってきました。また、わからないことがあっても、すぐに私に聞かずに自分たちで調べるようになりました。
　その結果、仕事の効率も上がり、自分はもちろんのことグループ全体で残業時間が減りました。
　何よりうれしいのは、後輩たちがいきいきと仕事をしていることです。これまで私が手を出すことで彼らの仕事を奪い、邪魔していたのだということがよくわかりました。