参加リポート/現場から

残業削減がメンバー自身の課題になってきた

投票する

「いいな」と思われたら押してください。

今西敏樹 コープみえ・伊賀センター・グループ長 〔第476回/2014年2月会期参加〕  NO.423

 これまで、部下から残業の申し出があれば特に確認もしないで認めていました。そのため残業時間はいつの間にか膨らみ、他の職場よりかなり多くなっていました。そんなときに組革研で納期を守ることの大切さを体験し、職場に戻ってから残業時間削減に取り組んでいます。
 まずは、私のグループで残業がどうなっているかを調べました。すると、みんなが配達から戻ってくる時間は同じでも、その後の注文入力のスピードにかなり個人差があり、結果として遅い人が残業していることがわかりました。当日でも済む翌日の配達準備を慎重にやっている者がいたり、電話での購入促進が長引いているケースもあり、各人が自分の都合で残業していたのです。
 そこで、「仕事は就業時間内に終えること」と宣言してメンバーに考えさせると、いくつかの改善案が出てきました。
 配達後の注文入力については、これまでパソコンが空くのを待つ状況がありましたが、その時間帯だけ上長のパソコンも使って解消するようにしました。また、翌日の配達準備は当日に、購入促進は配達の際に併せて行うように変えました。
 メンバーには、課題達成のためには残業せざるをえないという意識がまだ強いのですが、そんな中でも何とか時間のやり繰りをして就業時間内に業務を終わらせようという動きが出てきました。最近では、配達終了後に互いに声を掛け合ったり補い合って時間内に終わらせようとする姿も見られるようになっています。
 その結果、6月までの3か月で前年同月比4~6割の残業を削減できました。まだ減らせるのではないかと、メンバーとともに工夫を続けています。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2022.11.15        

    日本人の「人間力」を薄っぺらにしてきた幾年
          ――...

  • 2022.06.28        

    「心の報酬」ぞ、如何に
     ――「新資本主義」に問う(2)...

  • 2022.06.02        

    「道具力」の再構築に終わってしまわないか
     ――「新資本主義」に問う(1)...

  • 2022.05.31        

    組織革新研究会の7月会期での感染症対策...

  • 2021.12.02        

    『あなたの会社はなぜ「メンタル不調」者を量産してるの』発刊記念講演会が開催されま...

  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの

    著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社


  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間