「自分にばかり仕事が」と不満に思っていた

「いいな」と思われたら押してください。

　発電設備などのアフターサービスに関する見積業務を担当しています。
　上司は、見積業務以外にもマニュアル作成やプレゼンテーション作成を全て自分に指示してきます。職場ではまだ若手ですが先輩と業務量は変わらず、「なぜ自分にばかり」と感じていました。何となく投げやりになって、どの仕事についても「とりあえず形にすればいい」と考え、その結果、見積漏れや間違いを上司に指摘されていました。　　
　組革研では「Ｓ－２０」についてわからないことを何百件も書き出すという課題を与えられ、「どうしてそんなことをさせるのか？」と理不尽にすら感じました。しかし、その後も次々と出される困難な課題をどうにかやり遂げると、チーム全員がゴールして業績も大幅に伸ばせたのです。
　「部下を成長させるには問題に直面させること」という話を聞いて「そうか！」と納得しました。上司は様々な仕事を私に与えることで、成長させようとしてくれていたのだと。
　仕事に正面から取り組もうと思いました。
　まずは対象を明らかにしようと、見積業務ではその具体的な内容を理解するようにしました。どのような工事で、どういった理由でコストが発生しているのかを調べ、わからなければ先輩や関係部署の方にも聞きました。いろいろな発見があり、「もっと知りたい」と思うようになってきました。
　その後は、上司から尋ねられたときに「この金額はこのように算出しました」「この項目はこういった理由で入れました」などはっきりと説明ができるようになり、承認もすぐにもらえるようになりました。
　これからは、上司の期待をいい意味で裏切るような仕事をどんどんしていきたいと思います。