計画的に取り組むことで、仕事が深まってきた

「いいな」と思われたら押してください。

　発電所で設備の安定した運転を維持する業務に携わっています。
　上司からボイラーの効率計算をするように言われましたが、私自身の知識が未熟だったこともあり、なかなか自分で納得できる答にたどり着きませんでした。特に納期を言われなかったので、熱力学の考えかたや単位換算などを調べてから答えようとしている間に２か月が経っていました。
　上司に「あの課題はどうなった」と言われ、急いで答をまとめ報告しましたが、「なぜ途中経過を報告しない」と叱責されてしまいました。
　私は他の課題についても、期限を気にせずに自分のペースで対応してしまうところがありました。しかし組革研に参加すると、納期は絶対で残業代を自分たちが払うという思ってもみなかった体験をし、職場に戻ってからは一つひとつの仕事に自分で納期を設けるようにしました。
　ボイラー関連の試験案作成を指示された際には、特に急ぐ仕事ではなかったのですが、上司と相談をして早めの納期を決めました。間に合わせるために、連日深夜まで一人残ってすすめることもありましたが、納期を守るのは最低条件と考えればあたり前のことと思えました。
　納期を決めたことで、今日はここまですすめるという日々の目標がはっきりし、効率も上がりました。また、計画がどこまですすんだかという記録をつけるようにすると、ノズルの汚れなど燃焼に影響がありそうなことについても日々確認するようになり、その記録はさらに踏み込んで調べる必要がありそうなことの絞り込みに役立っています。
　上司に進捗状況をこまめに報告していると、しだいに突っ込んだ質問をされるようになってきました。自分自身の知識向上にも繫がり、以前より中味のある打ち合わせができるようになったと感じています。