わからないことをそのままにしない

「いいな」と思われたら押してください。

　タイヤ設計部門のシステムの維持管理を担当しています。
　現部署に異動してきた頃、何も知らない自分が動いて周りに迷惑をかけるより、設計部門からの依頼どおりに対応した方がいいと考えていました。設計で使うデータを管理するシステムですから、対応を間違えれば不良品の発生にも繋がりかねません。
　しかし、依頼どおりにすすめても、やり直しが頻発していました。そんなときに組革研に参加し、指示されたことだけをやっていたのではだめで、自分の仕事にしなければいけないのだと気づかされたのです。その後は、依頼内容についてわからないことはそのままにせず、わかるまで徹底的に調べ、さらに依頼者に質問するようにしてきました。
　先日、タイヤ製造工程の工数を管理するシステムの修正を依頼されました。ユーザーの作業性を向上させることを目的として、依頼元の担当者が工場で工程を調べて概要をつくり、私がその結果をシステムに反映させる形ですすめました。
　工場での調査がいよいよまとめの段階に入り、担当者から「修正案ができたので確認してもらいたい」と打診されました。
　今回も、示された修正案を私自身で調べ直したうえで、わからないことを徹底的に質問し、自分なりの提案も行いました。
　担当者と話し合ううちに、提示された修正案にはさらに省略できる要素があり、それらをまとめることで、さらにシンプルで使いやすいものができることがわかりました。
　実際の開発はこれからです。今後も納品まで手を抜かず、間違いのないものに仕上げなければいけないと考えています。