自分の考えを持って取り組む

「いいな」と思われたら押してください。

　現在、技術革新を担う人材の育成が大きな目標となっています。その中で私が取り組んでいるのが、社内公募による研究開発部門へのインターンシップ制度の新設です。前例のない試みで戸惑うことが多々あります。
　私はこれまで新しい業務に苦手意識があり、上司にすぐ相談していました。また、指示されたとおりにやるのが仕事だと考え、それ以上の成果を出そうという意識も希薄で、上司からは「考えが浅い」とよく言われていました。しかし組革研を体験してからは、そんな自分を変えたいと強く思うようになりました。
　そこで、担当しているインターンシップ制度について自分なりの考えをまとめるために、まず検討すべき項目を挙げてみました。この制度に求められていることは何か、他の制度とどこが違うのか、どのような内容にすることがベストなのか、受講者の選考や開講後のスケジュールをどうするか、といったことが挙がり、すぐに取りかかりました。
　参考として他の制度の資料をかき集めて調べ、関係者にしつこいくらいヒアリングや相談をすると、具体的な問題点とやるべきことがさらに見えてきました。それとともに、自分の中で「受講者が体験して良かったと思える制度にしたい」という気持ちが湧いてきたのです。
　自分なりの考えを持って上司や関係者との打ち合わせを行うと、自分の問題として取り組めていると実感することが増えています。また、制度の実施により負担が増える関係部署の方には、「受講者にとって」という思いを共有してもらって共にすすめています。
　今でもわからないことがあると上司に相談したくなります。しかし「これは自分の仕事だ！」と、今後も真正面から取り組んでいくつもりです。