自分の問題にできているか？

「いいな」と思われたら押してください。

　「できないと確認したらそれで終わりなのか？」。部長の言葉に、自分がいいかげんな取り組みかたをしていたのだと思い知らされました。
　最近、商談の進捗や困りごとを関係者が話し合う定例会議の事務局を担当するようになりました。先日は営業担当者から「お客様から引き合いがあっても納期を短縮できず困っている」という相談が出されました。
　私も力になれればと、会議後に解決策がないか該当部署に尋ねてみましたが、やはり難しいという答でした。その結論を営業担当者に伝えると「別の方法を検討してみる」と言われたので、私自身はできることはやったと考え、その後は特に気にしていませんでした。
　しかし１か月後の定例会議で、その後も問題が解決されていないことがわかり、部長から事務局のありかたを問われたのです。定例会議は困りごとを共有し解決することが目的なのに、私は直接の営業担当ではないからと手を尽くしていなかったのです。
　自分が何をすべきか考え直し「すぐに解決できない案件については、軌道に乗るまで私がフォローしたい」と事務局のリーダーに相談しました。その結果、１人ではやりきれないだろうから会議の場を生かすやりかたも考えるようにとアドバイスしていただき、関係部署の負担にならない方法を探るとともに各商談のフォローをすすめています。
　組革研に参加してから、もっと良い職場にしたい、もっとお客様の役に立ちたいと意気込んでいましたが、自分が以前の甘えた考えのままだったことがわかりショックでした。
　しかし改めて気づいたところがスタートと思い直し、手帳に「自分の問題にできているか？」と書き込んで、毎日見るようにしています。