与えられた環境で自分の力を発揮する

「いいな」と思われたら押してください。

　昨年から現在の部署に異動となり、部の業績をトップに報告する書類の作成をしています。これまで経験のない分野で、書類作成の納期は２日間しかないのに、他の仕事と平行してすすめなければなりません。時間に追われてうまく書けず、上司からよく直されましたが、「時間がないから」「知らない分野だから」と自分を納得させていました。
　組革研に参加すると、リーダーが何も教えてくれないことに反発を感じながら、結局は職場と同じようにできない理由や言い訳を考えていました。しかしその後、「仕事はやる人に都合よくできていない」という話を聞き、自分の仕事なのだから都合のよくないところは自分で何とかするしかない、と思えるようになりました。
　職場に戻ると、仕事のすすめかたを変えようと、報告書類作成に取りかかる前にできることを挙げてみました。思っていたより多く、それをスケジュール化してやりきってみると、書類を作成している２日間は作業をスムーズにすすめられるようになりました。
　また、わからないとすぐ質問していたのを止めました。自分で何とか調べようと、現場がどうなっているか様子を見に行き、担当者に問い合わせもしました。これまで質問に答えてくれていた先輩も、私と共に組革研を体験してからは「君はどう思うの？」と私に問い返すようになり、そのことが後押しにもなりました。
　先日、報告書を提出すると、上司から「だいぶ良くなってきた」と声をかけてもらえました。素直にうれしいと感じたのは自分の仕事として取り組んだからだと思います。与えられた環境で少しは自分の力を発揮できるようになったという手応えを感じました。