「なぜそれを行うのか」と掘り下げて考えた

「いいな」と思われたら押してください。

　「まだ新入社員だから前例のとおりにやってみよう」。組革研に参加するまではそんな風に考えていました。
　人事労務や組織風土改革の業務を担当していますが、どんな仕事でも、とにかく以前のやりかたに倣おうとばかりして、わからないことはすぐ先輩や上司に聞いていたのです。
　しかし、組革研を体験し、少しずつ仕事への取り組みかたが変わりました。
　まず、わからないことは自分で調べるようにしました。人事労務の仕事では就業規則に関わるものが多くあります。以前は就業規則をざっと見ただけで「どうしたらいいですか」とすぐに聞いていましたが、くまなく読んで自分なりに解釈したうえで「この考えで間違いはないでしょうか」と確認してもらうようにしました。
　また、以前のやりかたや人の考えたことをそのまま受け入れるのを止め、「なぜそれを行うのか」と自分で考えるようにしました。
　自社商品への理解を深めて人に伝えられるようになろうというインナーブランディングの活動を企画から担当しています。今年度の企画を考え始めた当初、なかなかアイディアが浮かばず、人に頼りたくなってしまいました。しかし、組革研での体験を思い出してまだまだ必死になっていないと思い直し、なぜこの活動が必要なのかというところから考えると、しだいにアイディアが出てきたのです。
　先日は、従業員同士のコミュニケーションを向上させる企画について思いつく限りの案を出し、運営チーム全員で「本当に有効か」という基準で選別しました。時間はかかりましたが、一つひとつきちんと考え判断したことで、その後の取り組みの本気度も上がったように感じています。