飛び込み営業の目標を共有した

「いいな」と思われたら押してください。

　私が所属する部署ではセキュリティ機器や駐車場機器などの保守管理をしています。しかし、部署の売上げが伸び悩む中、何とか黒字体制にしようと、半年前から自社製品やサービスの飛び込み営業を始めました。
　「担当の保守業務が忙しくて行けない」と逃げる部下たちの尻を叩いて営業に駆り立ててはみましたが、経験もノウハウもない私たちが初めからスムーズに担当者に会えるわけもなく、どうすればいいかみんな悩んでいるようでした。
　そこでまず、みんなの取り組みの状況や困っていることについて、定期的にミーティングを持つことにしました。積極的な発言は少なくても、こちらから問いかけるとその人なりの意見が出てきて、自分の問題になってきているのが感じられました。
　また、これまで個人目標だけを示していましたが、このミーティングでは、部署が黒字化して全員の給料を確保できるようになるにはこれだけの利益が必要である、と目標値を示すようにしました。
　すると、初めはやらされ感いっぱいで営業へ行っていた部下が「この業界を狙おうと思って訪問先リストを作ってみました」と勇んで出かけていくようになりました。また別の部下は「目標まであといくら足りないんですか？」と聞いてきたり、小さい案件を取ってきたときも「この売上、少しは実績に貢献できますか？」と以前は数値に無頓着だったのが部署業績を気にするようになったのです。
　先日は、弊社の目玉商品である太陽光発電設備の受注をもう少しのところで逃し、全員で悔しい思いをしました。その様子から、各自が目標実現に向けて動き出していることを確信しました。