もっと自分にできることはないか

「いいな」と思われたら押してください。

　鉄道の線路を維持補修する会社にいます。
　組革研には新入社員チームで参加させていただきましたが、現地調査では何をどう見ればよいかわからず、チームミーティングでは自分の意見を言えず誰かの発言に合わせようとするばかり。自分は何の役にも立てないのではないかとものすごく悔しい思いをさせられました。
　その後、キャンパスリーダーから、仕事というのは自分を成長させてくれるありがたいものだというお話を聞き、職場での自分が思い出されました。
　私は、誰かに仕事を頼まれるまでは自分から動こうとはせず、上司が仕事をしているのを見ながらただ仕事が来るのを待って時間を過ごすこともありました。
　こんな仕事のしかたをしていては自分が変われないのは当たりまえだと思いました。そして、経験年数が浅くわからないことばかりでも、すすんで仕事を見つけ、取り組むようにしました。
　そんなとき、５０年前の図面を基に設計見積を行う仕事がきました。「図面のままでいい」と言われましたが、現況は変わっているはずと考え、現場を見て変わっている点を総て挙げてから見積を行いました。
　また、鉄道施設を使う人のことも考えるようにしました。例えば、ホームなどを新たに舗装するときに、既設舗装との段差ができてしまうことがあります。ちょっとした段差でも視力の弱い方はつまずいてしまう可能性があるため、段差を極力なくすように現場で提案すると、上司からは「よく気づいたな」と声を掛けてもらえました。
　自らすすんでやった仕事は身に付きやすいと実感し、もっと自分にできることはないかと日々探しています。