どうすれば最後までやりきれるか

「いいな」と思われたら押してください。

　「なぜ最初から諦めてるの。どうする？」とチームリーダーに言われ、「やります」と答えていました。いつもの悪い癖を指摘され、ドキリとしました。わからないこと４００件なんて絶対に無理と思っていました。新入社員だからという甘えもありました。しかし、リーダーの気迫にそれでは済まされないと感じ、何としてもやり遂げなければと動き出していたのです。
　以前は無理だと思ったら諦めていました。わからないことは調べず、すぐ質問していました。上司からは「説明するほどのことじゃない。もっと自分で考えろ」と言われて落ち込むこともありました。
　組革研から戻ると、工事の竣工書類の作成を初めて任されました。何とかやり遂げようとしましたが、ある書類だけはどうしてもうまくまとめられません。上司に相談すると、残りは引き継ぐと言われてしまいました。最後までやらせてくださいとお願いし完成を目指しましたが、結局やりきることができず、上司に助けてもらう結果となってしまいました。
　どうしたら良いかと悩み、とにかくわからないことを明らかにするしかないと考えました。上司に質問するときも、まずわからないことを思いつく限り書き出して質問に臨むようにしました。
　駅ホーム再舗装の見積書作成を担当したときには、数十件のわからないことを調べたうえで上司に質問しました。答を聞くとわからないことがさらに出てきて、これまで考えもしなかったことまで深く掘り下げて聞けるようになったと感じられました。
　まだ、調べずに上司に聞いてしまうこともあり、中途半端な状態は変わりません。何とか自分の力で最後まで調べきれるようにならなければと、挑戦し続けています。