少しでも速く、ミスなく正確に

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　入社半年で組革研に参加させていただき、キャンパスリーダーの「仕事とは対象であるお客様や社会に貢献するもの」という話に衝撃を受けました。仕事は生活するためのお金を稼ぐものと考えていました。
　私が勤める会社は、線路修繕を通して鉄道会社の安全で安心な輸送を支えています。しかし私は、お客様である鉄道会社やそれを利用する方のことをあまり意識せずに、ただ淡々と作業をしていました。
　職場に戻り、新入社員の私でも何とか貢献できることはないか考えました。そして、とにかく今の担当業務を少しでも速く、ミスなく正確にすすめられるようになろうと思いました。
　まず「納期は絶対だ」という当たりまえのことを自分に植え付けるために、決められた納期より前に自分の納期を設定し、絶対に遅れないようにしました。そして、方向がぶれないように途中経過を毎日報告しました。
　また、全力を尽くさなければ間に合わないような納期を自らに課しました。最初は１０件を１時間で、それができたら次は５０分と納期を短くし、少しでも速くできるようにしました。
　すると、次第に自分で使える時間ができてきたので、わからないことを専門書で調べ、そのうえで上司に聞くようにしました。
　私の主な担当業務は、線路修繕の作業実績を発注されたお客様に報告することです。複数名で分担しているのですが、最近になって、お客様から「〇日の報告について他の人の分も合わせて送ってほしい」などと直接私を指名してくださることが多くなりました。
　上司からも少しずつ新しい仕事を任されるようになり、少しは貢献できているのかもしれないと感じています。