「現場で調べる」を継続している

「いいな」と思われたら押してください。

　造船会社で設計業務を担当しています。入社後半年で組革研に参加させていただきました。
　入社したての頃は、わからないことがあるとすぐ上司や職場の先輩に聞いていました。聞いても忘れてしまうことがよくあり、同じことを質問して上司から叱られていました。
　図面に修正があると、ただ上司から言われたとおりにやるだけでした。どの部分を修正したかは答えられても、他の人に「どうして変更したの？」と聞かれるとうまく答えられずにいました。
　組革研に参加すると、わからないことばかりなのにチームリーダーは一切教えてくれず、自分たちで調べるしかありませんでした。最初は面倒に感じましたが、調べるうちに発見が増え、いつの間にか夢中になっていました。その結果が業績に繋がり、自分で調べることの大切さがわかったのです。
　職場に戻り、わからないことを自分で調べるようにしました。さらに記録に残すようにすると、人に聞く回数は確実に減ってきました。
　図面の修正を指示されたときには、修正がどうして必要になったかを納得いくまで聞いたり調べたりしました。また、設計図を見てもわからないときは業務の合間に現場へ出るようにしました。実際に造っているところを図面と照らし合わせながら見ると、机上ではわかりにくかった部分が頭にスーッと入ってくるようになりました。
　調べるうちに、わからないことが少しずつ明らかになってきて、設計図を描くときの助けになっています。
　入社４年目の現在でもわからないことはまだたくさんあり、週に一度は現場に出て気になるところを調べたりしています。