参加リポート/現場から

ひと山越えたのだが
――「対象」について少しわかってみると(前編)

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竹内和也 55歳  住友ゴム工業 技術企画部 職長  〔第455回/2011年7月会期参加〕  NO.1829

1495takeuchiHP.jpg 4年前、試作品タイヤの管理を行う職場に異動しました。倉庫に行ってみると溢れたタイヤで通路にも困る状態。タイヤの管理は設計部の指示で行うことになっていますが、その連絡は工場から出荷される直前に「○○工場から○○本」とあるのが常でした。
 受け入れ準備を整えるどころか、部下たちはそのタイヤをさばくことで手一杯になっていたのです。もっと早く連絡をと訴えるものの、思うような応えはなく、職場には諦めムードが漂っていました。
 その頃「組革研」を体験しました。やらされ感いっぱいの嫌々参加でした。ところがとんでもない。私にとっては「人生初めて本気になった」体験になってしまったのです。
 さっそく職場の諦めムードを変えてやるぞと決意。「4S3T」に本気で取り組もう。ところが、旗を振るものの部下たちは「こんなに忙しいのに……」と、なかなか動こうとはしません。
 そこで、愚痴を聞きながらも部下から何が問題かと具体的に聞き出し、それらの一つひとつを私が紙に書いてその紙を貼り出し、できることからやってみようと、みんなに訴えました。
 私は部下と一緒になって、タイヤの置き場を変えたり、棚の位置を変えてみたりなどの毎日です。そんな様子を横目で見ていた彼らが次第に参加するようになり、いつしかそれは職場全員の活動となってきました。2年越しでしたが、なんとか部下たちの手で倉庫は見違えるようになりました。
 ひと山を越えてみると、今度は整然となった倉庫の使い勝手の悪さが目についてきます。確かに棚は体裁よく整っていますが、入庫量が多くなると元の状態に戻ってしまうのです。(28日に続く)

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