参加リポート/現場から

ギブアップしそうになってもここは譲りません

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大西 慶 43歳  住友ゴム工業 泉大津工場 生産技術課長  〔第465回/2012年9月会期参加〕 NO.1827


 私が現職に就いたのは3年前、部下を持つのは初めてです。それまでは自分自身の技術力を高め、これからは私の知識と経験をもとに教え、指示していけば必ず成果につながると信じ込んでいました。工場長からは、「お前がやるな、指示したり、教えるのも控えること」と常々言われていたのですが、考え方が違うんだなとしか思っていませんでした。げんに私の赴任後には、不良品発生率は下がり、コストも低減していたのです。
 ですが、部下たちには活気がないのです。自分が担当する工程には責任を持っているようですが、隣の工程の事となると不良品が出ても見向きもしないという状態。どうしたらいいのか。
 「組革研」を体験したのは9年前、既に記憶の彼方。そこで当社「組革研」体験者の「デイリーメール」を読み返してみました。読み進めていくうちに、工場長の「お前がやるな……」が浮かんできたのです。そうか、私が部下を「ロボット症」にしていたのか。
 仕事を任せてみよう。部下がギリギリできるかどうかという課題を与えるようにしました。例えば、工場の全課長が集まる会議で○○工程で不良が起きたと聞くと、今までは私が生産技術課としての課題を考え、部下に指示していたのですが、それを「昨日、こんな問題があったらしいが、どう対処するか考えてくれ」と。時間がかかっても考え続けさせました。ギブアップしそうになってもここは譲りません。
 先日、私が作っていた月例の報告書を部下に「〇日までにやっといて」と頼むと、それならもうやっておきましたと、はつらつとした返事。在宅勤務が増える中、私が出社するのは週の半分くらいですが、仕事はちゃんと回っています。みんながんばっているみたいです。 

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