自分を変えるため、自分の動きをどんどん変えていく

「いいな」と思われたら押してください。

　「組革研」で、自分が典型的な「三逆リーダー」だったのではないかという疑問が頭から離れなくなりました。
　職場に戻った初日、二人のチームメンバーをもっと前面に押し出していくと決意し始めたのは、かかってきた電話に３コール目まで自らとらないことでした。まず身近なところからと思ったのです。以前は真っ先に電話を取っていた私が急に動きを止めたことに、彼らは不思議がっています。
　さらに大きなこととしては、見積りの算出業務を彼らに任せました。全体量の半分以上はこれまで私一人で行っていましたが、それも含めて総てを彼らの仕事にしたのです。
　完遂するためには、コンテナの形式や輸送ルート、発着場所の顧客情報など、さまざまなデータを把握していかなければなりません。当然、彼らはわからず聞いてきます。しかし、私に相談するときには自分で先に調べて考え、自分なりの結論を持ってからくるようにと彼らに伝えています。
　もう一つ「組革研」で感じたのは、自分自身がぬるま湯につかり甘えてしまっていたのではないか、という疑問でした。
　職場に戻ってきてから、自分の仕事を前倒しすること、そしてFace to Faceですすめることにしました。今すすめている収支改善プロジェクトでも、なるべく午前中、しかもお客様に直接会ってこちらの意思を伝えるようにしています。そのように変えてから、仕事の区切りが早まっただけでなく、先方の思いをより深く、ダイレクトに共有できていると実感するようになってきました。
　自分の意識を変えていくために、ことの大小にかかわらず、どんどん自らの動きを変えていこうと思っています。