参加リポート/現場から

「個全システム」に初めての部下たちの姿を見る
――自分事として向き合う職場に突き進む(後編)

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亀岡勝人 53歳 UACJ金属加工 工芸施設本部 本部長 〔第524回/2020年2月会期「リーダー参加」〕  NO.1727

 「個全システム」を始めるにあたり、まず部下4名を2つのグループに分けました。すぐに意見を言って議論を引っ張る人と大人しいけど熟考するタイプの2つ。まず個での書き出しからです。
 課題は「今年度予算を達成するにあたり、各自が直面している問題を出し尽くす」。ところが件数制限なしと言ったのに、書き出し数は1人2、3程度。問題状況ではなく対策を書いた人もいます。他も、安易すぎるもの、あいまいで具体化できそうにないもの。数も中身も明らかに足りません。
 最初に戻り、問題を出し直したほうがいいとも思いましたが、とにかく最後までやってみようと続行しました。
 次はそれぞれが書いた「直面している問題」に対して、他の人が自分事として「私ならこう闘っていく」を書き出させました。なぜ他人の問題に対して書くのかと不満の声が上がりましたが、とりあわずに続けさせました。
 出揃ったところでグループ討議。議論が深まらないまま妥協して、擦り合わせてしまうことだけは許しませんでした。
 やらせてみると、そんな心配は不要でした。彼らにとって最も身近な問題、言葉足らずでしたが、みんなずっと感じてきたことです。次第に議論は白熱し、大声が飛び交うようになっていきました。これまでの会議とは明らかに違って前のめり、こんな彼らの姿を初めて見ました。
 あっという間に4時間、時間切れで「闘っていく」は次回に持ち越しになりました。次のミーティングを全員一致で決め、解散しました。
 書くことやすすめかたの巧拙など改善点はいくつもありましたが、初めての「個全」に手応えを感じました。問題を自分事として捉えていく職場に向かって、全員でなりふり構わず突き進んでいきます。

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