職場全員が課題に取り組んでいる

「いいな」と思われたら押してください。

　昨年４月から現職に就きましたが、私の担当する職場で製造している薬は需要が伸び続けておりフル生産が続いています。
　需要の伸びに対応していくため、職場の増員と教育体制づくり、技術移転の可能性など検討すべき課題が山積みなだけでなく、老朽化した設備の交換、予防保全の導入、収率改善など現場ですぐに解決すべき課題もたくさんあります。
　以前はこういった課題にはリーダーたちだけが取り組み、メンバーたちは決められた手順のオペレーションをしているだけでしたが、「組革研」を経験した私の前任者が課題を全員に割り振り、一人ひとりが考えるような体制に変えました。
　みんなにレベルアップしてもらうためにはこの体制は有効と考え、これを継続したうえで、課題を与える時には「これはお前の仕事だよ」と必ず伝え、自分ごととして取り組むようにさせています。そして、具体的なすすめかたについてはメンバーたちに任せ、私はよけいな口出し手出しをしないようにしています。
　また設備を交換するときなどには、単純に入れ替えるだけでは済ませず、そもそもその設備が何のためにあるのか、交換するときにはどんなリスクが存在し、そのために評価はどのようにしなければいけないのかなど、本質的なことから考えるように求めています。
　需要をまかなうためにトラブルも許されないフル製造が続く厳しい状況の中でも、部下たちはなんとか時間をつくり出して彼らの課題に取り組んでいます。私も彼らのやっていることを見守りながら、私自身がやるべき課題にしっかりと取り組んでいきます。