まだ部下と向き合えないけど…

「いいな」と思われたら押してください。

　あまり乗り気でなかった「組革研」の「リーダー参加」でしたが、私にとって「メンバー参加」とは全く違うショッキングなものでした。
　リーダーはできるだけメンバーが理解しやすいようにするべきと考えていた私は、「組革研」のリーダーとしても職場でやっているように詳しく説明をしていましたが、メンバーたちからは反発され、ブロックリーダーからは「上から目線、先生みたい」と言われてしまいました。
　さらに、メンバーたちから反発されると怖くなってしまい彼らに向き合うことができず、言うべきことが言えません。たった5日間だけのリーダー、メンバーの関係で後には何もないのだから、会社ではできないことでもここではできるはずと言われても、怖くてできないのです。自分で直そうと思ってどうしてもできない自分にショックを受けました。
　余計なことばかり言って、部下が嫌がることは言えないこと、自分の課題を思い知らされた体験をして職場に戻りました。
　「組革研」経験のある上司から部下に権限委譲だけはして参加するようにと言われていたのでそうしていたところ、職場では私がいなくても部下たちが何の問題もなく仕事をすすめていました。私はいなくてもいいのです。「組革研」で気づかされたリーダーとしての私の問題点を職場でも目の前につきつけられました。
　説明するのは大きな方針、納期だけにして余計なことは言わないようにしよう、そして部下に向き合っていこうと誓いました。
　ところが、部下に向き合うのは私にとって簡単なことではありません。職場でも少しずつ部下たちから逃げているのです。何とかこれを乗りこえていかなければいけないと自分に言い続けています。