どんなに忙しくても、成長したいという部下たちに応えたい

「いいな」と思われたら押してください。

　私は、協力会社に出向しており、出向先の営業所長たちの教育、育成を課題として取り組んでいます。彼らは毎日作業終了まで居残り、夜勤の対応まで行うという長時間勤務になっており、やらなければならない課題があっても、「出来ない、やれる時間がない」と後回しばかり。
　私自身も、そんな部下たちに対して、かわいそう、何とか早く帰してあげたいという思いから、彼らの仕事を手伝い、感謝されることに対して自己満足するような状況に陥っていました。
　「組革研」に参加してわかりました。私のやっていたことはまさに「三逆リーダー」。部下のためになっていないだけでなく、逆に部下の成長できる機会を奪っていたのです。私が変わらなければいけません。
　職場に戻り部下たちに話を聞くと、「成長したい、もっと学びたい」と言っています。その言葉を聞き、私自身が彼らのことをよくわかっていなかったことに気づきました。課題に取り組ませる前に、もっと部下に向き合い、彼らが何を考えているのかを知らなければいけない。そして、取り組む課題も私が与えるのでなく、彼ら自身に考えてもらわなければいけない。
　そうは言っても、日頃は業務に追われている彼らは時間が取れません。彼らの時間に合わせて、土曜日や祝日を使って集まったり、時には1人ずつと個別に話をしたりしながら、彼らに取り組む課題を考えてもらい、決めることができました。これから彼ら自身で取り組みのスケジュールを決めて、実行していきます。
　彼らも自分自身を成長させることで、彼らの部下たちの成長につなげていきたいと願っています。それが実現できるように私も全力で彼らに向き合っていきます。