自チームのメンバーのために考え続ける

「いいな」と思われたら押してください。

　「組革研」参加時、私は自チームのメンバーに関して困っていることがありました。
　専門性が高く知識と経験が必要な部門に新たに配属されたメンバーは、３か月経っても業務の習得レベルがまだ充分とは言えず、以前からいるメンバーの負荷が増えたままになっていました。私は、本人の知識習得への努力が充分でないと感じていましたが、本人には何も言わず、周りの人間が彼を助け続けていました。
　また、別の部門には指示待ち傾向の強いメンバーもいます。私が担当業務に詳しいこともあって、教えたり指示したりを続けていました。
　そんな問題を抱えて参加した「組革研」で、キャンパスリーダーから「三逆リーダー」のお話しを聞き、私が問題の原因だったことに気づきました。私はメンバーの考える機会も、成長する機会も奪っていたのです。
　職場に戻ると、知識不足のメンバーとすぐに面談し、まだレベル不足であると伝え、自分で時間を取って知識を習得していくように求めました。
　本人なりに動き始めました。しかし、レベルアップするのは簡単ではなく、思ったようには進まず、周囲の人の負荷もなかなか減りません。
　また、指示待ち傾向の強いメンバーには、仕事のスケジュールをコントロールすること、決まった納期の中、自分自身で何ができるかを考え抜いて仕事を進めていくように指示しました。
　少しずつ、自分で考えるようになっていますが、納期が気になって私から声をかけ、時に指示を出してしまうなど、まだ任せきることができません。
　まだ十分な成果といえるものは見えません。しかし、きっと彼らのため、職場のためになると信じ、考え続けていきます。