参加リポート/現場から

「最高のタイヤをつくる」

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蓬生健介  横浜ゴム タイヤ第二設計部 設計3グループ  〔第517回/2019年2月会期参加〕  NO.1553

1553housyouHP.jpg  入社してから10か月間、覚えてきたのは手順や方法でした。 知識は増えているのでしょうが、自力がついた気がちっともしない。 配属後も先輩の言うとおりに仕事をしているだけ。 困ることは一切ないけどつまらない。
  「また研修か、S-20なんてどうせゲームだろう」。 高をくくって参加した組革研でした。 ところが初日に衝撃的な体験をしました。
  「S-20のわからないこと」を書き出す課題で、私の目標は500件。 自分で決めたのにできないと思いながら始めました。 ところが横でものすごいスピードで書き続けている仲間がいます。 「なぜそんなに書けるの?」と聞くと、 「やるしかないし、みんな『だろう』という予測でしかない」の応え。
  頭を殴られた思いでした。 私は最初からできないと決めつけ、S-20をいかに攻略するかから頭が離れませんでした。 彼と私の違いは 「やりきる」意識と 「対象」を素直に見るか思い込みで見てしまうか。 その2つの違いがわずかの時間で、これほどの差を生んだのです。
  できるできないではなく、やるかやらないか。 最も問題だったのは当事者意識がない自分自身だとわかりました。 配属先に戻ってからは自分のやるべき仕事だと思って 「わからないこと」を書き出してから始めてみると、アウトプットにこだわるようになりました。 以前は作成後にほとんど見直さず、何度も指摘されていましたが、今は必ず入念に自己チェックし、終わった後も不足点はないかを探すようにしています。
  仕事への理解は深まってきたと感じますが、今でも一度で覚えられないことはありフォローもされています。 でも、自分の仕事と実感できている今の楽しさは、かつてはありませんでした。 もっと技術を身に付けて戦力になり、 「最高のタイヤをつくる」という自分の夢を実現したいと思っています。

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