いま目に見えていない先にも課題はあるはず

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　 Ｓ－２０という 「対象」に向き合い続けた３日間、仕事において最も大事だと気づかされ、さらに 「対象」を明らかにすることには終わりがないことを思い知らされた体験でもありました。
　 「Ｓ－２０のわからないこと」を書き出した時に、もう出てこない、これ以上は無理だと諦めかけました。 しかし必達を迫られ、こま図を見ながら絞り出していくと、まだわからないことがあることに気づきました。
　 翌日も現場調査を重ねて発見に喜び、 「対象」の仕組みを掴みきったと私たちは考えていました。 ところがほんの一部でした。 まだわかっていない仕組みがあったことを、３日目も続けた調査で痛感させられたのです。
　 組革研後、人事制度改正プロジェクトを担当することになりました。 弊社にとって創立以来の大きな制度改革であり、自分自身がこの仕事に関われることにとてもやりがいと喜びを感じて取り組んでいます。
　 その中で私は、制度改正に伴う新システムの開発、教育に携わっていますが、今までシステムの制約によってできなかったことを実現しようとするあまり細かな設定を付け加えてしまい、入力がわかりづらくなってしまうこともありました。
　 「対象」という観点でふり返ってみると、新人事制度をやり遂げるために導入を決めたシステムであり、それを使う人事担当が使いやすいシステムにすることが第一であると気づきました。 わかりづらい点は開発時の考えをしっかりと伝えたうえで、理解してもらえるようにすすめたいと思います。
　 このシステムの立ち上げは４月です。 課題はまだ多く残っていますが、 「対象」を明らかにした組革研と同じように、いま目に見えていない先にも課題はあるはずだと感じています。 しかし絶対にやりきりたいと思っています。