「対象への貢献」を彼にも迫っていく

「いいな」と思われたら押してください。

　 日々多くの企画案件の内容を確認しています。 企画に不備があれば担当者に指摘しなければいけませんが、嫌な顔をされても感謝されることはなく、モチベーションを維持しづらい環境でした。 また、 「私の担当じゃない」という言葉がよく飛び交い、担当外の仕事には手出しをしない状態でした。
　 何とか活気ある職場に変えたいと強く願っていました。 そして、以前から先輩に勧められていた組革研への参加を自ら希望しました。
　 社内でも研修講師を担当しています。 私はとくに不安を感じることなく参加しました。 ところが 「Ｓ－２０がどうできているか」に取り組んでいる最中、 「何度言っても対策ばっかり考えている」と指摘されたのです。
　 また、リーダーの存在についても深く考えさせられました。 なぜあんなに追い込まれるのかと最初はむかついていましたが、追い込まれないと自分勝手に限度を作っていたことに気づいたのです。 実際にやってみると、大した限度ではありませんでした。 自分の器を自分で小さくしていただけ、それをリーダーという存在が壊してくれたのです。
　 職場のメンバーにすぐ、この体験を伝えました。 しかし、びっくりするくらい反応がありません。 あの学びは言葉で伝えられないと痛感しました。
　 その後上司の許可を得て、現在、 「いい企画とは何か」というテーマのプロジェクトをすすめています。 この取組みを通じて、 「私たちの対象とは何か」を他のメンバーともっと考えていきたいと思っています。
　 部下の中には１０歳ちかく年上の方もいます。 「自分は作業者じゃけぇ、考えるのは苦手じゃ」が口癖で、無理させてはいけないとこれまで思っていました。 しかし今では私の考えは違います。 他のメンバーと同じく、 「対象は何か」を彼にも問い続け、 「対象への貢献」を迫っていきたいと思っています。