変化していると感じても、まだ満足できない

「いいな」と思われたら押してください。

　 下期 「Ｓ－２０」直前までくり返した現場調査では、次つぎと仕組みを発見していきました。 「対象」の姿が少しずつ見えてくるたびに、 「もっと知りたい」と心から思っていました。
　 しかし、とうとう私は仕組みに迫り切れませんでした。 下期にゴールできなかったのです。 タイムアウト後キャンパスに戻る途中、もっとやれたはずだという思いが何度も押し寄せ、やり切れなかった自分、業績で貢献できなかった自分に腹が立ち、悔しさで涙が出ました。
　 こんなにも喜怒哀楽を感じながら仕事に取り組む自分、そんな自分がいることに気づかされた組革研でした。
　 これまでは自分の担当作業をこなすことだけで満足し、しかも何の疑問も感じていませんでした。 しかし組革研でやり切ることや曖昧を許さない大事さを学んだのです。 絶対に実践すると決意して職場に戻りました。
　 蒸気タービンの電気計装のアフターサービスを担当している私は、組革研後、 「対象」であるお客様から見積りを依頼された際、どうしてそういう依頼をされたのかが気になってしょうがなくなりました。 お客様から言葉や依頼書でうかがっていなくても、依頼が必要とお客様が思われた背景は何かを、必ず掴むようにしています。
　 すると内容がもっと具体的にわかるだけなく、時には異なる提案ができるようになりました。 「見積もり段階で話せてよかった」と言っていただくこともあり、これまで時折りあった見積りのやり直しが減りました。
　 以前の自分とは確実に変化していると感じています。 しかし 「Ｓ－２０」の仕組みが少しずつ明らかになってきた時と同じく、まだ満足できません。 自分の業務をもっと変えていくぞと強く思っています。