参加リポート/現場から

組革研のリーダーのようにぶつかっていきたい

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平藤優一  東日本旅客鉄道 安全企画部 主席  〔第499回/2016年10月会期参加〕  NO.1027

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  組革研で取り組んだ 「『対象』を捉え切る」。 私は効率を上げたいと思い、 「S-20」 の仕組みについて、各自ばらばらに調査せずにペアですすめたいと提案しましたが、即座にリーダーに否定されました。 その意図はわかりませんでしたが方針は方針です。 個で調査をすすめ、一人ひとりが調べた結果から 「S-20」 の仕組みを考えていきました。
  ところが個で調べるとみんな黙ったままではいられなくなり、各々の仮説を主張し、ぶつかり合っていきました。 それが新たな発見に繋がったのです。
  職場で私は弊社の人材育成プログラム 「技術アカデミー」 の指導役をしています。 メンバーからレポートが提出されますが、内容がわかりづらいことが多いため私は自ら添削するようになり、修正点を伝えて彼らに再提出を求めていました。 しかしそれをくり返すうちに、彼らのレポートは一字一句私の添削どおりになっていったのです。
  「ロボット症づくり」 と聞いてこの場面が浮かびました。 さらに 「マネジメントの7~8割はリーダー次第」 という言葉が、彼らへの向き合いかたを変えなければいけないと私に決意させました。
  今は彼らに自分の思いを押し付けないよう意識しています。 私の 「対象」 はアカデミー生、どうしてほしいかを細かく伝えるのではなく、彼らが課題をどう捉えているか、どう動いているかを見ることから始めていきました。
  すぐに彼らは私の意図を受け止め、何のために出張するのか、出張まえに必要な下準備として何をしなければいけないのかを自ら考え、動きはじめました。 今では彼らの調べる行動範囲が広がり過ぎて、むしろ関係者を心配させるほどになっています。
  アカデミー生と共に学んだ組革研の体験を活かし、組革研のリーダーのように彼らにぶつかっていきたいと思っています。

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脱・「三逆リーダー」
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