小さなことからどんどん変えていこうと思っている

「いいな」と思われたら押してください。

　組革研で、これまでの自分の考えかたが１８０度ひっくり返りました。 「部下に教え、細かく指示し、世話を焼くことが部下の成長を妨げる」 とうかがった瞬間でした。
　 年間３６０日、２４時間稼働の清掃工場の工場長に１０月に就任しました。
　 組革研でその言葉を聞いた瞬間、設備に故障があるとわかればメンバーに対応を細かく指示していた自分の姿が目に浮かびました。 彼らは言われたとおりやることのみ考え、うまくできなければすぐ上司である班長や私に相談します。 できない状態は上司の負担を増やし、逆にメンバーの問題意識は薄くなり、ますます答えを求めていく。 そんな状態だったのです。
　 全ては、日々滞りなくすすめていきたいという、私自身の保身からだったと気づきました。 何か小さなことからでも変えていきたいと思った私は、組革研後、まず、朝礼のすすめかたを変えようと決意しました。
　 これまでは班長が当日の業務割り振りを決めてメンバーに伝えていましたが、割り振り自体をメンバー自身が決めるようにしたのです。
　 当初、反発する声が班長から上がりました。 しかし、肝心なのはメンバーが自ら考えていく職場にすることです。 少し強引に始めました。
　 そうは言っても、あまりうまくはいっていません。 メンバーたちは、業務割り振りが自分たちに委譲されたのも単なる業務指示と受け止めてしまっていたのです。 うまくいかないとすぐ班長に相談してしまう習慣は相変わらずです。 根が深い問題だと改めて気づかされました。
　 でも、失敗したとも思っていません。 この職場を変えていく第一歩を踏み出したばかりです。 今まで疑問に思わないままやっていることを改めて見直し、小さなことからどんどん変えていこうと思っています。