参加リポート/現場から

組革研のメモを見て 「やり切る」 と言い聞かせている

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長谷川達也  ブリヂストンサイクル 製造部 品質管理担当  〔第498回/2016年9月会期参加〕  NO.966


  組革研初日、 「 『S-20』 についてのわからないこと」 を書き出す課題が出されました。 同時に 「大地図」 担当にも指名されました。 しかし、自分が辿ったルートが再現できずに予定より時間がかかってしまい、24時の納期にわずか11件しか 「わからないこと」 を書き出せなかったのです。
  個人目標を500件と掲げていても、 「大地図担当なんだから目標に届かなくても許されるだろう」 「他の誰かが自分の分も多くやってくれるだろう」 と心の中で思っていました。 ところが、やり切ることを求められ、結局、目標を超えられたのは午前3時になっていました。
  翌日、 「手抜き」 と聞かされて自分のことだと思いました。 また、 「やりたい事とやるべき事は違う」 という言葉にも衝撃を受けました。
  職場で私は品質管理担当に携わっています。 今までの自分をふり返ると、不良が発生しても経験則で対策を打つばかり。 しかもその対策は他部署が決めてくれるものと決めつけていたのです。 まさに自分が、組革研で指摘された 「手抜き」 「他人事」 だったことに気づきました。
  職場に戻ってから部下の仕事を見ても、指示待ちと感じることが多いことに驚きました。 その姿は自分がそうさせていたからに違いありません。
  それ以降、 「やるべき事は何か」 と問い、彼らに考えさせることから始めました。 最初はとても嫌な顔をされました。 何回も 「どうしたらいいですか?」 とも聞かれました。 しかし、ぐっと我慢して 「自分で考えてほしい」 と応えていると、徐々にその声は少なくなり、先に彼らの考えを伝えてくるようになってきています。
  まだ始めたばかり。 変わらなければいけないのは私も一緒です。 今もびっしり書かれた組革研のメモを読み返し、 「やり切る」 と言い聞かせています。

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