参加リポート/現場から

曖昧な結論と感じると、 「もう一度」 と蒸し返している

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山本誠二郎  ブリヂストン PS・MC製造技術開発ユニット  〔第497回/2016年7月会期参加〕  NO.960


  4年間の海外工場勤務から現職に異動してすぐ、組革研に参加しました。 上司からは 「他部署を動かしてすすめてほしい」 と求められましたが、何の権限もない自分がどうすればいいかわからず、悩んでいました。
  上期 「S-20」 終了後、個人業績が発表されました。 廊下に貼り出されたグラフの自分の欄に赤いテープが貼られています。 赤字業績という事実を目のまえに突き付けられたのです。 その瞬間、自分が役割をまったく果たせずに終わったことに愕然としました。
  しかしその後、 「S-20」 の仕組みを調べつづけました。 それが自分自身やチームの高業績に結びつき、仕事では 「対象」 を捉えることが最も大事なことだと素直に受け止めることができました。 同時に、今まではお客様が 「対象」 だという感覚がほとんどなく、必要とされている製品はこれだと自分に都合よく決め付けていたことにも気づきました。
  職場に戻ってからは、 「対象」 であるお客様を思い浮かべ、何が求められているかを意識するようにしています。 また、今まで自分の考えと異なる意見を否定していたことにも組革研で気づき、自分だけですぐに結論を決めつけず、いろいろな人から話を素直に聞こうと努めています。
  さらに、出席した会議の結論が曖昧なまま終わってしまうと感じると、そのままでは済ませられなくなりました。 蒸し返すことも自分の役割と思い、 「もう一度考えてみましょう」 と提案しています。 立ち戻って聞いてみると、想像していた状況が異なっていたこともあるのです。
  技術センターは現場にはなく、言葉や頭の中だけで判断して結論を決め付けてしまいがちです。 想像した状況が異なっていた経験で、 「対象」 である現物をもっと見なければと、より強く現場を意識するようになりました。

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