自分の意識改革には終わりがないと痛感している

「いいな」と思われたら押してください。

　 海外のお客様と英語で話をすることが多いため、打合せた内容が双方とも理解できているかどうか、時々不安に感じる場面がありました。 もちろんそれは文化や言語が異なる海外に限った話ではなく、日本語でやりとりする国内や社内での議論でも同様です。
　 相手も私も英語は第二言語です。 幸い、会話による大きなトラブルは起きていませんでしたが、いつか行き違いが起こるのではないかという不安を常に感じていました。 そんな頃、組革研に参加しました。
　 そして、 「Ｓ－２０」 の仕組みを調べ、それを明らかにすることに丸二日間明け暮れた体験で、 「対象」 を捉えることの重要さが身に沁みてわかりました。 と同時に、今まで漠然と感じていた不安が確信に変わったのです。
　 組革研を終えてから、相手の話を十分に理解できているか、今まで以上に疑問に感じるようになり、少しでも不安に感じると、お客様や職場の仲間にしつこく問い直すようになりました。 「それってどういう意味？」 という質問が増え、相手の意図をより理解しようと意識しています。
　 聞くことについては自分が意識すれば少しは不安を解消できますが、私が伝えた内容がきちんと理解されたか、それを自分がどうわかるのかについては悩みが尽きません。 論理的に説明すること、わかりやすい言葉を使うことを意識していますが、経験のない案件に出くわすと、すぐに対応することを考え、自分本位に話してしまったことに後から気づかされます。 自分の意識改革には終わりがないことを痛感しています。
　 「グローバル人材育成」 が必要とされる現在、今まで以上に文化や宗教など背景が異なる人が 「対象」 となり、より一層の努力が必要だと感じています。 今後も、正面から 「対象」 と向き合っていきたいと思います。