わからないことを全て自分のものにしていきたい

「いいな」と思われたら押してください。

　 入社５年目で接着剤の開発を担当しています。 組革研から戻って、実験結果について気づいたことを書き出すことを始めました。 目標を１００件に定めましたが、当初はなかなか件数が上がりませんでした。 最近では何とか平均７０件書き出せてはいますが、まだまだです。
　 「紙に書くことの大事さ」 を組革研で学び、実際にそれを始めてから、今までと変わってきたことがあります。
　 まず、以前はノートの端にメモするように書いていたのですが、Ａ判の紙に丁寧に書くようになりました。 自然と姿勢も紙に正対しています。 時間には常に追われていますが、あえて落ち着こうとすることによって 「対策を考えないようにしよう」 と自分に言い聞かせることができ、少しずつ、 「対象」 を意識できていると感じています。
　 また、物事にこだわり、あきらめなくなりました。 以前は、課題の途中でわからないことが出てくると、その部分だけを調べ、完全にわからなくても済ませていました。
　 今では、わからないことがあるとそれを書き留め、ある程度溜まってきたら図書館から専門書を借りてきて調べるようにしています。 これまでのように断片的に捉えてその箇所だけを調べるのではなく、調べるまえに疑問点が繋がることによって、原理原則についても疑問が湧き、体系的に調べられるようになったと思っています。
　 最近、自分の提案がお客様に喜ばれたと知り、素材開発が楽しいと心から感じています。 今では四六時中、実験や開発のことを考えています。 考えつづけることはしんどいですが、自分で考え、疑問を解決することをくり返し、わからないことを全て自分のものにしたいと思っています。