参加リポート/現場から

部下に迫るという自分の課題から逃げない、やり抜く

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山崎雅宣  明治 西日本酪農事務所 関西酪農課 係長  〔第497回/2016年7月会期参加〕  NO.945

  根拠のない自信、知らぬ間にしてしまう手抜き、 「対象」 をよく見ずに安易に決めつける。 そんな自分を思い知らされた組革研でした。
  職場での自分をふり返り、似た場面に思い至りました。 しかも、自分の誤りが後でわかっても、周囲の状況を言いわけにしていたのです。
  そんな私でしたが、組革研では課題を自分の問題だと捉えられ、とことん現場を調べました。 自分が間違えると素直に認めることもできました。 ゴールで味わったあの達成感は、今も忘れることができません。
  「本気でやれば、結果を自分で受け止められる」。 心底、そう思いました。
  これからは自分が本気で業務に取り組むことはもちろん、部下にも本気で取り組ませなければならない、そう思って職場に戻りました。
  職場で開かれる会議の資料は私がフォーマットを作成していましたが、今までの私は、何とか円滑に、問題なく会議を乗り切ることしか考えていませんでした。 部下に一部を作成させ、それが少しわかりづらいと感じても特に追求することなく、穏便に済ませてしまっていたのです。
  もっとギリギリまで彼らを追い込んで、一緒に苦しまなければ。 そう決意して、組革研後は会議の資料作成も発表そのものも部下に任せました。
  その後部下たちは、他地域にいる職場の同僚たちと何度もメールや電話で内容を確かめ、連絡を取り合うようになりました。 私から催促することなく彼らのほうから途中経過を報告しにきます。 その時も、これまでのような指示を仰ぐ様子はなくなりました。
  しかし、全力でないと感じる時があっても迫り切れず、嫌われたくない思いからまだ脱却できていないと痛感しています。 もっと部下に迫るという自分自身の課題から逃げない、絶対にやり抜くと、自分を叱咤しています。

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