「どうしたらできるか」 と考えると自然と笑顔になってくる

「いいな」と思われたら押してください。

　 組革研初日、 「 『Ｓ－２０』 についてのわからないこと」 のチーム目標を、私は他のメンバーより低い数値を主張しました。 しかし、リーダーから 「やってないのに、なぜできないと決めつけるのか」 と言われたのです。
　 その言葉が悔しくて、夢中で取り組みました。 気がつくと、５００件に設定した個人目標もはるかに超えることができました。
　 また、下期 「Ｓ－２０」 の途中で 「こま図」 を見間違え、３０分以上も道に迷ってしまいました。 「もう、ゴールは無理」 と諦めかけたのですが、それまで一生懸命に取り組んだチームメンバーの顔が浮かんだのです。
　 それからは猛ダッシュでした。 わかっていた場所まで急いで戻って、やり直してみると、その後はほとんど迷わず、ゴールできました。
　 私もうすうす気づいていた 「勝手に上限を設定する」 自分自身に、２度も思い知らされました。 いや、２度ではありません。 ふり返ると、 「Ｓ－２０」 に取り組んだ３日間はずっとその連続だったのです。
　 職場に戻り、 「自分で限界を設けない」 と決心しました。 タイヤの品質チェックのシステム化を目指す現在の部署に異動したばかりで、いつの間にか他の人に頼ってばかりいた自分自身を変えようと思ったのです。
　 その後、立て続けに２つの報告会で発表するよう指名されました。 以前なら、 「２つは無理」 と言ってどちらかを断り、しかも新たな仕事を増やされた感いっぱいの顔をしていたと思いますが、この時は、どちらもやらせてくださいと自分から申し出ました。
　 「できないと思わない」 に取り組んでから、下ばかり見ていた自分の顔が少し上を向いてきたように感じます。 嫌々だった気分も、 「どうしたらできるのか」 と考えるとわくわくし、自然と笑顔になってくるのが不思議です。