参加リポート/現場から

部下一人ひとりの思いが、心に浮かんでくるようになった

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酒井厚彦  新日鐵住金 八幡製鐵所 製銑技術室 主幹  〔第496回/2016年6月会期参加〕  NO.928


  組革研4日目、それまで 「対象」 を意識して取り組んだ後で聞くキャンパスリーダーのお話は、たとえ他のメンバーへの回答であっても、自分自身が悩んでいる問題のように素直に胸に響いてきました。
  そして、職場で上司と部下との狭間にいる自分が、今まで上司から求められる到達点を意識するあまり、上司に詳しくうかがいを立て、より効率的にその姿になることだけを部下に求めていたことがわかりました。 自分自身を 「ロボット症」 にするだけでなく、部下にもそれを強いていたのです。
  「未来と自分は変えられる」。 最終日にその言葉をうかがい、まず自分を変え、部下への接しかたも変えていかなければと決意しました。
  職場に戻った私は、進行中の課題をふり返り、 「この 『対象』 は何か」 「何のためにすすめているのか」 を見直しました。 すると、いずれは社会的に発展する可能性があるにもかかわらず、目のまえの解決策を優先して終わらせ、その後の取り組みを続けさせていない課題があったのです。 部下のためにも、この課題に継続して取り組まさなければと強く思いました。
  また、課題についてのミーティングを定期的に開くように変えました。
  これまでは、忙しい中で時間を合わせることが難しく、必要が生じた場合のみ集まっていました。 とり急ぎの対策がテーマとなり、口頭で終わらせることも多かったため、決定したことへの認識の違いが後から問題になることもあったのです。 課題の状況はどうか、本人がどう考えているか、それらが明らかになるように部下に求めています。
  業務の遂行状況ばかり考えていた私でしたが、一人ひとりの部下の考えや思いも、同時に心に浮かんでくるようになってきました。 以前に比べ、課題を一緒に取り組んでいるという思いが強くなったことを実感しています。

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