知識としてしか 「リード」 を理解していなかった

「いいな」と思われたら押してください。

　 「メンバー参加」 してから７年ぶり、組革研に 「リーダー参加」 しました。
　 リーダーの最も大事な役割は、メンバーを課題に正面から向き合わせ、彼らを全力投球させることです。 にもかかわらず私は、下期 「Ｓ－２０」 当日の最後の調査で、メンバーが相談しながら調査する光景を目にしても、見て見ぬふりをしてしまいました。 全力投球していない彼らと向き合わずに逃げてしまったのです。
　 また、メンバーが課題をすすめようとする際にも、職場と同じように、私は細かくやりかたを教え、指示をくり返していました。 ある時、 「君の考えたことが本当に正しいと言えるのか？」 とキャンパスリーダーに問われ、ドキッとしました。 そして次の瞬間、今までの自分は、ただ部下を自分の思うとおりに動かそうとしていただけだったと気づいたのです。
　 以前の 「メンバー参加」 では、 「リード」 を知識として頭に入れただけで理解できておらず、自分がまったく逆をやっていたという事実を、今回の 「リーダー体験」 で、はっきり突き付けられました。
　 職場に戻った私は、すぐ指示を止めようと決意し、その代わりに、 「どうすべきだと思うか」 とメンバーに聞くように変えました。
　 すると、経験が浅く、彼にとってはまだ難しいと思われる担当をしている部下が、すぐ受け止めてくれました。 いろいろな部署を走り回って情報を集め、仕事の予定表を書き上げてくるようになったのです。
　 部下への向き合いかたを変えてわずかの間で変化が現われました。 後は、自分が逃げずに部下と向き合いつづけ、もっと強いリーダーになっていかなければなりません。 組革研でできなかったこの課題に真っ向から挑み、自分自身を変えていかなければいけないと思っています。