「 『対象』 の動きが先」 を必ず身に付ける

「いいな」と思われたら押してください。

　 メンバー参加して２年後、組革研に 「リーダー参加」 しました。 その頃の私は、部下が自分からもっと動くようになるにはどんな言葉を言えばいいのかと、ずっと悩んでいました。
　 しかしメンバーを前にすると、私が何か言うたびにブロックリーダーから 「何をやっているんだ！」 と指摘されてしまいました。 メンバーがまだ動き出していないのに先に口を出す、指示が長い、よけいな説明ばかりする。 思えば、最近の職場での私がまったく同じだったのです。 そんな私を見て、上司が 「リーダー参加」 を勧めたのだとわかりました。
　 その後、メンバーたちの力で仕事を全うさせることだけを強く意識して、とにかく口を出さないようにしました。 すると今までおとなしかったメンバーが、いつの間にか大きな声で発言するようになっていったのです。
　 そして下期 「Ｓ－２０」 のゴール。 そこには達成感にあふれた彼らの笑顔がありました。 帰ってくるメンバーの顔を見るたびに涙が出て気持ちが昂ぶりました。 初めて 「来てよかった」 と思えた瞬間でした。
　 「部下の仕事内容を先に細かく聞かない」 と決意し、キャンパスリーダーからいただいた 「３逆リーダーの連鎖組織からの脱出」 の紙を、職場に戻ってすぐに席の眼前に貼り出しました。 毎朝送られてくるデイリーメールを読みながら、今日こそはと思う日を続けています。
　 しかし実際には、部下が言い終えるまえに口を挟んでしまうことの連続です。 席に戻ってから目の前の紙を見てそれに気づくたび、自分はなんで我慢できないのだろうとがっかりしています。
　 失敗をくり返し、変われないことに今でも悩んでいますが、 「 『対象』 の動きが先」 を必ず身に付けるぞと強く思い、自分自身と向き合っています。