尋ねることを恥と思わず取り組んでいる

「いいな」と思われたら押してください。

　 組革研初日、 「 『Ｓ－２０』 についてわからないこと」 の目標件数をチームで５０００件と決めて始めましたが、すぐに、１時間で１００件が精一杯だと達成を諦めかけました。 しかし、 「なぜできないと決めつけるんだ」 とリーダーから言われた言葉に反発し、絶対に達成してやると取り組みました。 納期に１時間遅れてしまいましたが、とうとう目標に到達しました。
　 その後はチーム一丸となって 「対象」 に向かいました。 ところが、下期であと少しという場所で単純なミスをし、ゴールできなかったのです。 意気消沈して戻った私をメンバーが暖かく迎えてくれました。 すると、それまで抱えていた無念さは消え、やり切ったという思いに満ちたのです。
　 なぜそんな気持ちになれたのか、不思議でした。 そしてそれまでをふり返り、自分が無我夢中で取り組んでいたからだとわかりました。
　 職場で私は高性能成型機の開発を担当しています。 昨年までいた部署はタイヤ成型とは関わりが薄く、経験年数の割にタイヤの知識が自分にあまりないことに焦りを感じ、新たな職場で失敗を恐れていたのです。
　 組革研で失敗しても得られるものがあるとわかり、吹っ切れました。 もんもんと悩む暇があったら少しでも前に進め、と自分に喝を入れました。
　 職場に戻り、わからないことは遠慮せず、他部署の人たちにもどんどん聞くようにしました。 壁を作らず、いろいろな人に尋ねることを恥と思わず、困った時には周囲をどんどん巻き込んでいます。
　 自分から発信すると他部署の人も嫌がることなく協力してくれ、開発業務がこれまで以上に前進していることを実感しています。
　 それでも、タイヤという 「対象」 は今でもまだわからないことだらけです。 絶対に明らかにし、革新的な開発をしてみせると思っています。