トラブル対応で終わっていた時間が有効に使えるようになった

「いいな」と思われたら押してください。

　 組革研初日、これから仕事として取り組む 「Ｓ－２０」 について、わかっていることを書き出す目標数を私のチームでは一人６０件に設定しました。 ところが競合相手のＡブロックは４００件。 その差に驚きましたが、そんなの自分には絶対に無理と思い、上方修正することを止めました。
　 そんな私もその夜に５００件を超える目標件数に挑戦し、達成できたのです。 その後も悪戦苦闘しながら取り組むうちに、仕組みの仮説が検証できるとチームに貢献できたと思い、無性にうれしく感じるようになりました。 ４日目に 「 “生産的” 欲求」 という言葉を聞いた瞬間、その場面を思い出し、同時に職場の自分自身が蘇ったのです。
　 今までは現場からの要求や不具合への対応だけで一日が終わっていくことがほとんどでした。 何とかしなければと思ってはいても、忙しさを言い訳にして、その状況と向き合っていなかったのです。完全に受け身でした。
　 組革研の体験で、今までうまくいかなかったのは周囲や状況のせいではなく、自分自身に問題があったのだと痛感し、指示待ちだった自分から脱却しようと決意しました。
　 職場に戻り、まず現場に行って作業効率が落ちている箇所を調べ、どうすれば効率が上がるのか、そのためには自分がどう動けば関係する現場の人たちを巻き込んでいけるかを考えるようにしました。 自分で考えて動きはじめてみると不思議なことに、これまでトラブル対応に振り回されただけで終わっていた時間が、自分で有効に使えるようになってきたのです。
　 先日、私の提案が現場に受け入れられ、溶接が自動化できる可能性が出てきました。 これまでは難しいと思われ、敬遠されてきた課題です。
　 今後も、自分からどんどん提案できるよう取り組みたいと思っています。