参加リポート/現場から

安易な答えと 「対象」 への意識

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石渡悠歩  三菱日立パワーシステムズ 高砂ブレード・燃焼器製造部  〔第494回/2016年4月会期参加〕  NO.896

  組革研で最も辛かったのは、 「もうこれぐらいで」 と終わらせることができなかったことです。 夜中になっても、雨が降っていても、安易に出した答えは受け容れてもらえません。 私たちのアウトプットをリーダーから何度も突き返され、正直腹が立ちました。 そしてくり返し言われたのです。 「『対象』 が見えていない」 と。 その理念をキャンパスリーダーから後日の講義でうかがいましたが、頭で理解できても、今一つ納得できないまま私の組革研は終わりました。
  職場に戻るとすぐに業務に追われ、しばらくは組革研を思い出しませんでした。 しかし、突然はっとさせられる事がありました。
  私は工場の生産技術を担当していますが、先日、新工法を提案する機会がありました。 「統計的に今までの製品はこのような寸法となっていて、ばらつきはあるが、今のデータを元に改善案を考えたい」 と私が提案すると、課長に一蹴されてしまったのです。 「そういう考えかたは良くない。 ばらつきにも理由があるはずだ」 と。
  製品にばらつきがあること自体はしごく当りまえのことですが、それを言い訳にして安易な答えを出そうとしていた自分に気づきました。 まさに 「対象」 を捉えようとしていなかった。 むしろ、自ら目を背けていたのです。
  今もあまり考えないまま安易な対応しようとすると、その点を課長や係長が遠慮なく突いてきます。 そのたびにはっとさせられ、 「対象」 に目を向けなければと思いますが、なかなか直りません。 自分が嫌になります。
  少なくとも今は、組革研に行って自分が変われたとは言えません。 しかし指摘を受けられる環境であることに感謝し、腰を据えて自分と向き合っていくしかないようです。

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