参加リポート/現場から

未曾有の大赤字が黒字に転換

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荻野邦夫  日本通運 東京北支店 支店長  〔第402回/2005年11月会期参加〕  NO.842

  一昨年、かつては 「日本一利益を稼ぐ」 と言われた支店に着任しましたが、すでにその面影はなく、むしろ赤字転落は時間の問題という状態でした。 そんな状況でも職場には切迫感すら感じられないことに驚きました。
  その後、収益率の高いお客様の撤退や赤字業務の増加、品質事故に起因する大幅なコスト増などが続き、14年下半期は遂に赤字に転落、15年上半期はかつて経験したことの無い未曾有の大赤字となってしまいました。 本社からの指導も入り、支店の全員が崖っぷちに立たされたのです。
  しかし私は、今こそ支店の体質を変えるチャンスだと考え、6つの事業所とその所長に対して、 「15年下期決算を黒字化する」 と宣言しました。 そして目標達成に向けて数値計画を立てるよう彼らに迫り、自らが成すべきことは何かを考えさせ、目標は必ず達成することを強く彼らに求めました。
  しかし、 「業績の良し悪しはお客様次第」 と易きに流れ、なかなか動き出そうとしない者もいました。 私は改めて 「絶対にやり切らせる」 と決意し、明確な計画を示さない事業所には、実務に携わる課長にも直接会話し、 「現状をありのまま捉え、必ず数値化すること」 と再び迫りました。
  その後、組革研体験をした所長がまず動きはじめ、彼らの本気が従業員のやる気に火を点け、目標を超える事業所が現れてきました。 すると、問題をすり替えていた他の所長たちも動き出し、店の収益構造をきちんと把握するだけでなく、数値目標を達成するために必須となる作業コストの削減にも着手しはじめたのです。 支店全体の赤字の幅は次第に縮まり、黒字転換という目標の達成が見えてくるようになり、支店の雰囲気が変わりました。
  そして各事業所の取組みが功を奏し、15年下半期第4四半期には累計赤字を解消し、遂に目標であった黒字転換を達成することができました。

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