参加リポート/現場から

部下の愚痴を聞いても、彼らの考えを問いつづけた

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前田弘之  エム・イー・エス特機 総務課 課長補佐  〔第490回/2015年10月会期参加〕  NO.839

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  「自分で考えて動けるように」 と口癖のように部下に言っていました。 そのために私が知っていることを全てアドバイスすると。 聞いてくる部下、応える自分。とても良い関係が築けていると思っていました。
  組革研で初日に感じたのは、リーダーは何もしてくれないことへの苛立ちでした。 何を聞いても 「考えて」 「書いてある」 の一点張り。 「こんな状態でチームが機能するはずがない」、そう思っていました。
  しかし日を経ていくと、その考えは一転しました。 そして職場での自分はどうあるべきかと考えた時、これまでの自分の振る舞いがいかに部下の成長を妨げていたか、に気づかされたのです。
  職場に戻ると、部下はいつものように聞いてきました。 「次の交流会の企画ですが、どうしたらいいですか?」。 私は 「どうすべきか、考えてみて」 と返しました。 しぶしぶ彼は引き下がりました。
  翌日、彼が持ってきたものは前回の企画の丸写しでした。 自身の考えは何もありません。 「どうすべきか考えて、と言ったよね」 とさらに問うと言葉に詰まり、 「明日までに考えてきます」 と席に飛んで帰りました。 その日はかなり遅くまでパソコンとにらめっこする彼の姿を見かけました。
  その後も似たようなやり取りが何度かあり、私が何も教えてくれなくなったという彼らの愚痴を耳にしましたが、その後もこれをくり返しました。 そして半年が経った今、 「どうしたらいいですか」 という質問は劇的に減り、 「こうしたいのですが」 に変わっていったのです。
  部下を教育しようと考えていた自分が、彼らの邪魔をしていたと改めて気づきました。 彼ら自身が全力を出し切るためにどう応援できるかが、私が悩み、すべきことなのだと、今は自信を持って言えます。

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