トラブルが起きる仕組みを現物で知りたくなってきた

「いいな」と思われたら押してください。

　昨年４月に入社した私は、１０月から缶製品パッケージングの管理業務を担当しています。ラインでのトラブルを極力減らし、より効率よく、安全に商品をパッケージできるようにしなければなりません。
　着任後すぐに組革研に参加した私は、「現地・現物」を大切にして「対象」に迫ることがいかに重要かを体験しました。職場でも「現地・現物」と言われ、その時は意味がわからなかったのですが、「Ｓ－２０」を体験して、身をもってその言葉を理解できました。
　組革研の体験を境にして、自分の仕事への取り組みかたが変わりました。例えば、オペレーターから「コンベアの動きが悪かったけど、油をさしたら直ったよ」という報告を受けると、以前は「そうですか」と聞きながらメモをとるだけでした。今ふり返ると、トラブルが起きても自分の問題として捉えられていなかったのだと思います。
　しかし今では、「どのコンベアですか？」「どういう状態だったんですか？」と、質問した上で自分の目で確かめ、トラブルが起きる仕組みを現物で知りたくなってきました。「対象」を意識することで全体が見えるようになり、現場の知識も少しずつ増えてきたと感じています。
　私が質問を重ねるようになったことで、「これは実物を見ないとわからないね」と、オペレーターも実際に現物で説明してくれるようになり、原因を一緒に考えてくれるようにもなりました。本当にありがたい限りです。
　私たちの仕事は、稼働率によってその成果がはっきり数字に表れます。現在、担当しているラインの稼働率は目標値を超え、少しずつですが、その後も上昇を続けています。これからも「現地・現物」を大切にすることで、より一層生産性を高めていきたいと考えています。