あっという間に彼らの動きが変わった

「いいな」と思われたら押してください。

　昨年メンバー参加し、自分がいかに職場のメンバーに口出ししていたか思い知らされました。
　それから１年後、「リーダー参加」しました。もう余計な口出しはしないだろうと自分では思っていましたが、「まるで学校の先生だ」と指摘されてしまったのです。その後はメンバーからできるだけ離れようとしましたが、いつの間にか彼らの輪の中で説明しはじめ、ブロックリーダーから肩を叩かれて我に返ることが何度もありました。
　自分の口出しが未だに減っていないと何度も気づかされた時、設備故障の連絡が入っても部下が誰一人として動こうとしない職場の状態が思い浮かびました。いつも自分が先に動いてしまうため、いつの間にか部下が当事者ではなくなっていたのです。
　組革研後、現場に出ることを部下に任せ、行かない理由は認めないようにしました。これまでのように私が動かないので、少し戸惑っている様子も見えましたが、それも一瞬のこと、すぐ彼らが動きはじめました。
　また、以前は報告さえすれば後は他人任せにしか見えなかったのですが、報告後も設備の仕組みを自分たちで調べるようになってきました。今では軽度のトラブルには誰でも対応できるようになっています。
　さらにこれまで参加したことのない協力会社との会議に出席し、その席でトラブルの再発を防ぐための提案をするなど、主体的に取り組むようになってきたのです。これらの動きの変化は、私自身が変わろうと決意してから、あっという間のでき事だったのです。
　私の口出し、手出しが、こんなにも部下に力を発揮させていなかったかを、今回の体験でよくわかりました。